こんにちは。WebディレクターのRuiです。先日以下のご質問をいただきました。
初めまして。私はWebディレクターになりたいと思っており、現在Webディレクターになるための方法を調べています。
調べているとWebディレクターには必要なスキルはたくさんあるようですが、Webディレクターとして働くために本当に必要なスキルはどのようなものがあるか、実務を経験されている立場から教えていただくことは可能でしょうか。
ご質問ありがとうございます。
これを書いている僕は、現在Web企業でマーケティングやディレクターの仕事をやっています。現在は個人でもブログを複数運営しており、月に100万円以上の収入を得ることができています。
あけましておめでとうございます!
私事ですが、12月のブログ収益が遂に、ついに、月100万円(承認ベース)を突破しました〜😭
会社員の副業という形でここまでいけたことが何より嬉しいです。
今年はいろんなブロガーさんと繋がりたいです😊よろしくお願いします!#ブログ仲間募集中#ブログ書け pic.twitter.com/OMOcQFEMxG
— Rui@Webマーケター兼プログラマー (@rui_tenshoku) January 1, 2020
また前職は人材業界の営業として転職支援をやっており、多くのWebディレクターの転職支援も経験してきました。
実際にWebディレクターとして働く経験と、Webディレクターを雇用するWeb企業側の視点も把握しているため、
- Webディレクターの仕事内容
- Webディレクターに求められるスキルセットや能力
- Webディレクターとしてスキルアップする方法
これらについて、実体験をもとに解説していきます。
記事を読めば、Webディレクターに必要なスキルセットや、今後どのようにスキルを身に付けていけるかがわかりますよ。
3分ほどで読めますので、よければ続きをどうぞm(_ _)m
Contents
Webディレクターの仕事内容
Webディレクターのディレクターは「監督」「指揮」という意味ですが、まさにWebディレクターの仕事は、担当案件が滞りなく進むよう、案件全体をディレクションしていくWebの仕事です。
具体的には、以下のようなことをディレクターとして実行します。
- プロジェクトメンバーの人選
- 制作指揮・スケジュール管理
- コンテンツの品質管理(運用・更新含め)
上記の通りです。
担当するプロジェクトは企業によって様々ですが、例えば、不動産ポータルサイトや飲食ポータルサイトをディレクターとして受け持ち、サイト全体の制作や進行をディレクションするイメージです。
会社の規模や業界によっては、本来営業が行う「企画・提案」や「見積もり作成・予算管理」などを行ったり、テクニカルディレクターが行う「ワイヤーフレーム設計」や「開発管理」などをWebディレクターが兼務することもあります。
僕がいろんな会社を見てきた感想としては、大手企業は業務が細分化されている一方、ベンチャーやスタートアップは一人のWebディレクターの担当職務が広いケースが多かったですね。
大手企業は業務が分解されており、特定領域のスキルを集中的に伸ばすことができます。一方、職務領域が狭い分、幅広くスキルを習得することは不向きです。
一方ベンチャーであれば任される領域が広いため、Webディレクターとして様々な仕事を経験できるケースが多いです。一方、求められるスキルが広い分、最初はなかなか大変です。
このように、Webディレクターの仕事は案件全体のディレクションがメインであるものの、会社規模や業界によっては、その仕事がより営業側まで広がったり、よりテクニカル側に広がることもあります。
Webディレクターに必要なスキルセットとは?【大きく2つある】
どのような規模・業界のWebディレクターを目指すにしても、必要なスキルセットは大きく2つに分解できます。
結論、以下です。
- ヒューマンスキル
- テクニカルスキル
この2つです。
それぞれ詳細を解説しますね。
1. Webディレクターに必要なヒューマンスキル
- コミュニケーションスキル
- リーダーシップ
- マネジメントスキル
- スケジュール調整能力
- 構造的に捉えて、俯瞰する力
- 問題を特定する力
- 仮説を立てる力
結論、上記の通りです。
例えばWeb関連プロジェクトのWebディレクターであれば、営業、デザイナーなど、多くの関係者とコミュニケーションを取る必要があります。そのため、彼らとうまくやっていくコミュニケーション能力が必要となります。
また、Webディレクターは担当する制作が滞りなく開発や運営が進むよう、スケジュールを逆算しながら調整していくため、スケジュール調整能力も必要です。
さらに、制作したWebサイトのマーケティング運用まで行う場合は、WebサイトのPVや収益性を効率的に伸ばしていくために、現状を構造的に捉え、問題を特定し、施策として打ち手を実施してPDCAを回す必要があります。
このように、Webディレクターにはいろんな能力が求められます。
2. Webディレクターに必要なテクニカルスキル
これはWebディレクターが担当するサービスによっても変わります。
例えばWebサイト制作〜Webサイトのマーケティング運用まで広く担当するWebディレクターの場合、
- インターネット全般の基礎知識
- デザインスキル
- Web広告スキル
- SEOスキル
- ソーシャルメディアスキル
- アクセス解析スキル
こういったものがベースとして求められます。
さらにはUI/UXの知識など、募集企業の事業に合わせて専門知識が必要な場合もあります。
すべてのスキルセットを持ち合わせているWebディレクターは希少
必要なスキルこんなにあるのか…。すべてのスキルを身につけるなんて絶対に無理….。
こう不安に感じたかもしれませんが、結論、これらすべてのスキルを持っているWedディレクターは超少数です。なので、全く心配する必要はないです。
例えば僕。僕はコミュニケーション能力が高かったり、マネジメント能力が高いわけではありません。むしろ、苦手です。笑
また、SEOはある程度一人前にできるものの、Web広告はまだ苦手意識を持っています。
僕のように、できないことが多いWebディレクターは世の中に星の数ほどいまして、逆にすべてのスキルセットを持ち合わせているWebディレクターは、世の中では圧倒的少数なんですよね。
全部わかるディレクターであれば、リクルートなど大手のWebディレクターとして高年収で引っこ抜かれます。
なので、高いスキルがなくても、Webディレクターになること自体は全然可能です。
Webディレクターとして効率的にスキルアップする方法
ヒューマンスキルとテクニカルスキルで習得方法が少し変わるため、分けて解説しますね。
1. ヒューマンスキルを伸ばす方法
- コミュニケーションスキル
- リーダーシップ
- マネジメントスキル
- スケジュール調整能力
- 構造的に捉えて、俯瞰する力
- 問題を特定する力
- 仮説を立てる力
前述通りこれらがヒューマンスキルですが、結論、実務経験でスキルを磨いていくことが、最も効率的です。
なぜなら、Webディレクターとして必要なスキルは、座学ではなく、実務経験を通じてこそ早く身につくからです。
例えばコミュニケーションスキル。こういった能力は本を読んで学べるものはあるものの、本の知識はあくまで知識に過ぎません。
知識を使えるレベルにするためには、知識を実践で使い「知恵」まで昇華させる必要があるんですよね。
これはコミュニケーションだけに限らず、リーダーシップもマネジメントスキルも、スケジュール管理能力も全て同様です。学んだ知識を実際に実践するからこそ、本当に使える知恵になります。
僕もよくマネジメントの本を読んだり、スケジュール管理ノウハウの本を読んだ時期がありましたが、、読んだだけでは全然使えなかったです。実際に「実践」で繰り返し使ったことで、ようやく使えるレベルになりました。
このように、ヒューマンスキルは、仕事をしていく中で身につくので、実践できる環境にいち早く飛び込むことが必要です。
実践経験を積むオススメの環境はベンチャー企業
どのような環境で実務経験を積むべきかというと、オススメはベンチャー企業です。
なぜなら前述通り、ベンチャー企業のWebディレクターの仕事は職務範囲が広く、大手と比較し、多くの実践経験を積むことができるからです。
こういった環境はもちろん大変ではあるのですが、それでもスキルは幅広く身につきます。一生勤め上げる必要は一切ないので、若いうちに2〜3年ほどスキルアップ目的で入社することは、個人的にはオススメですね。
とはいえ大企業でもWebディレクターとして必要なスキルは十分身につきます。この辺りはあなたの思考性によりますね。
ゴリゴリ仕事し、短期間でスキルアップしたいならベンチャーが良いですし、一方そこまでやる自信はないけど、まったり働きつつ必要なスキルを身に付けたい場合は、大企業のWebディレクターを目指すこともオススメです。
なお、最近はWebベンチャーの中でも、特に自社サービスを運営する事業会社であれば、働きやすいWebベンチャーも多くあるため、こういったところも狙い目です。
2. テクニカルスキルを伸ばす方法
- インターネット全般の基礎知識
- デザインスキル
- Web広告スキル
- SEOスキル
- ソーシャルメディアスキル
- アクセス解析スキル
次にテクニカルスキルですが、これらのスキルセットも実務経験を積んだ方が、効率的に学べます。
なので、基本は早いうちにWebディレクターとして経験が積める会社に行くことが最適解です。
マーケティングやデザインが学べるスクールもオススメ
ヒューマンスキルとは異なる点でいうと、テクニカルスキルは学生や社会人でも学べる「スクール」が存在している点です。
こういったスクールを利用すれば、必ずしも実務経験がなくても、テクニカルスキルを身につけることが可能です。
例えば僕の場合、働きながらオンラインスクールを受講し、Webスキルを習得しました。
仕事を続けながらでも数ヶ月で習得できたので、興味あればやってみてはいかがでしょうか?以下の記事で実体験やオススメスクールを書いているので、よければ参考にどうぞm(_ _)m
人気記事現役マーケターがおすすめするWebマーケティングスクール5選比較【オンライン講座や転職保証など】
自分でサイトやブログを作って運営してみることもオススメ
なお、Web領域で幅広く実践スキルを身に付けたい場合、自分でWebサイトやブログを立ち上げ、運営してみることもおすすめです。
僕も自分でサイトを作って運営していますが、SEOやコンテンツマーケティング、デザインなどを広く学ぶことができています。この経験が本業にも活きていますし、何より副収入にもなるので、個人的にオススメしています。
なお、個人サイト・ブログでPVを伸ばしたり、収入を得る方法については、noteでも解説しているので、よければ参考にどうぞ。
ということで、Webディレクターとしてスキルをつけたい場合、基本は実務経験ですが、必要に応じてスクールなどを活用すると、より効率的にスキルを身につけることができます。
早くスキルを習得したいならWebディレクターの世界に飛び込もう
記事の内容をまとめます。
- Webディレクターに必要なスキルセットは「ヒューマンスキル」と「テクニカルスキル」
- 全てのスキルを持ち合わせているWebディレクターは少数派
- スキルが高くなくてもWebディレクターとして仕事は可能
- Webディレクターとしてスキルアップするなら実務経験が一番早い
記事の内容をまとめると上記の通りです。
Webディレクターとして経験を積めば、就職や転職の市場価値が高くなるため、どこにいっても食べていける人材になれます。
また、マーケティングの知識を得ていけば、個人でWebメディアやブログを運営し、会社に依存することなく、個人で生きていくこともできます。
Webディレクターは年齢が20代など若ければ、未経験からでも十分転職できます。なのでまずは飛び込んでみることが、個人的にオススメですね。
なお、未経験からでWebディレクターを目指せる転職エージェントや転職サイトは「Webディレクターにおすすめな転職エージェント・転職サイト5選【現役Webディレクター厳選】」で解説しているので、よければ参考にどうぞm(_ _ )m
ということで、本記事は以上です。
人気記事Webディレクターにおすすめな転職エージェント・転職サイト5選【現役Webディレクター厳選】