Webマーケターにプログラミングは必要なのかな?Webマーケターがプログラミングを学ぶメリットや、プログラミングを通じてできることが知りたい
このような疑問に本記事では答えます。
早速結論から言うと、Webマーケターはプログラミングを学ぶべきです。
なぜなら、プログラミングがわかるWebマーケターは全体の約1%程度と少なく、希少性が高いため、プログラミングを学んで得られるメリットが極めて大きいからです
僕の経歴と、本記事でお伝えできること
前職は人材業界の営業職で、現在はWeb企業でWebマーケターとして働いています。
一方未経験からプログラミングを始めてスキルを習得し、現在はWebマーケターとして働きつつ、副業でWeb制作等の案件をこなしています。
Webマーケター兼プログラマーの立場、かつ前職が人材関係だったため、特にWebマーケティングやプログラマーが世の中でどう求められているかをリアルに理解しています。
本記事では、僕自身が実際に経験してわかった、Webマーケターとプログラミングの関係についてご紹介します。
Contents
Webマーケターがプログラミングを習得する3つのメリット
冒頭の通り、Webマーケターはプログラミングを学ぶことをおすすめします。
なぜオススメかというと、Webマーケターがプログラミングを学ぶと以下のようなメリットがあるからです。
- 仕事を効率化できるから
- キャリアの選択肢が広がるから
- エンジニアやクライアントと信頼関係を構築しやすくなるから
上記の通りです。それぞれ解説しますね。
1. 仕事を効率化できるから
本業のWebマーケティングの仕事を加速させるために、プログラミングはめちゃめちゃ役立ちます。
なぜなら、プログラミングができると、仕事を圧倒的に効率化できるからです。
少し事例を挙げますね。
例:Pythonを使ったスクレイピング
例えばPythonを使ったスクレイピング。
スクレイピングはプログラミングができるWebマーケターがフル活用しているものでして、これができるとSEOやグロースハックで無双できます。
スクレイピングをすると、Web上に公開されている情報・データを収集し、抜き出すことができます。
このデータを利用することで、自社のWebサイトやクライアントの利益を効率的に伸ばすことができるんですよね。
分析スピードも上がる
また分析の質だけでなく、分析のスピードも向上します。
例えばプログラミングで分析プロセスを効率化すれば、その分工数が減るため、仕事が終わるスピードが早くなりますよね。
僕もプログラミングができるようになってからは仕事の効率化が大幅に進みました。クライアントや社内のオーダーに対してもスピード感を持って対応できるので、評価されるようにもなりました。
このように、分析の質もスピードも上がったため、仕事を定時前に早く終わらせることができ、プライベートや副業にも時間をたっぷり使うことができています。
2. キャリアの選択肢が広がるから
Webマーケターがプログラミングを学ぶと、キャリアの選択肢が圧倒的に広がるんですよね。
ではどうキャリアが広がるか、具体例は以下の通り。
キャリアの例
- プログラミングをフル活用し、Webマーケティングを極める
- Webマーケターとして働きつつ、副業でプログラミングをする
- WebマーケターからWebプログラマーにキャリアチェンジする
プログラミングを学ぶと、上記いずれのキャリアも選べます。
例えば僕の場合は上記のうち2番目の「Webマーケターを本業にしつつ副業でプログラミング」をやっていますが、この働き方は幸福度が高いですよ。
例えば収入面。Webマーケターは独立すると年収1,000万円以上など稼げるものの、会社員としては年収はそこまで高くないです。大手のサイバーエージェントですら年収800万円くらいですからね。
その点プログラミングを学べば、副業でも月10〜30万円くらい収入を得ることは難しくなく、可能です。
本業のWebマーケターはゆるく働いて安定収入を得つつ、プログラミングの副業でプラスの収入を得る。実践していて感じますが、会社に依存することもなく、それでいてリスクもないので、かなりオススメです。
上記は一例ですが、プログラミングは需要がとにかく高いため、身につけておけばキャリアの選択肢は圧倒的に広がります。
3. エンジニアやクライアントと信頼関係を構築しやすくなるから
エンジニアやクライアントとの信頼関係構築を築く観点でも、Webマーケターがプログラミングを学ぶメリットは大きいです。
これも事例を挙げつつ解説しますね。
エンジニアとの信頼関係構築について
Webマーケティングの仕事は、既に出来上がったWebサイト運用だけではなく、むしろWebサイトの制作からスタートする案件も多いですよね。
その場合、Webエンジニアと関わりながら仕事をすることになります。
その時、プログラミング知識がある状態だと、エンジニアと同じ視点で会話をすることができます。
僕は前職で人材業界にいて、様々な企業にいる多くのエンジニアと話をしてきましたが、エンジニアは技術理解がある方を信頼する傾向が強いです。
「技術のこと何もわからない営業の言うことは聞きたくない」と思ってるエンジニアもそこそこいましたね…。
ですから、エンジニアと同じ視点で会話し、プロジェクトをスムーズに進めていく観点で、プログラミングがわかると役立ちます。
クライアントとの信頼関係構築について
またWebマーケターはクライアントと接点を持つこともありますが、その際にプログラミングの知識があると、クライアントの無茶なオーダーをその場で断ることもできます。
冒頭でも述べましたが、プログラミングがわかるWebマーケターは大体世の中の1%くらいです。
クライアントからすればプログラミングがわかるWebマーケターの希少性は高いため、結果、「この方ならWeb周りの専門知識を一通り持っているから仕事を任せたい」という風に、他の武器がないWebマーケターと比較して、クライアントからの信頼関係も得られやすいです。
このように、Web業界で関わる社内外の関係者とうまくやっていくためにも、プログラミングは役立ちます。
Webマーケターがプログラミングを学ぶ3つのメリットまとめ
- 仕事を効率化できるから
- キャリアの選択肢が広がるから
- エンジニアやクライアントと信頼関係を構築しやすくなるから
Webマーケターにおすすめなプログラミング言語
ではWebマーケターがこれからプログラミングを学ぶ場合にどの言語がおすすめかというと、
- HTML/CSS
- JavaScript
- Python
- PHP/Ruby
これらが候補となります。
一つずつ簡単に解説しますね。
1. HTML/CSS
HTML/CSSはWebプログラミングの中でも最も一般的で、基本となる言語です。
HTML/CSSがわかると、Webサイト制作の基本がわかります。
Webマーケターの場合、Webサイトを全部作る必要はありませんが、タグの構造や、idやclassの意味がわかれば、SEOにちゃんと効くサイト構造になっているかなどを、瞬時に把握することができます。
HTML/CSSはプログラミングの基礎中の基礎のため、初心者でもすぐに習得が可能で、かつWebマーケの実践の場で活躍しやすいです。
2. JavaScript
またJavaScriptがわかると、Webマーケターとしての仕事に更に幅が出ます。
Java ScriptはWebマーケターが普段使うアクセス解析ツールのカスタマイズや、広告の効果検証で利用できます。ABテストなどもスピーディーにしやすくなるため、Webマーケの精度やスピードが上がります。
また作業効率の観点でも活用できる言語のため、いまのWebマーケの仕事をより高いレベルに引き上げることも可能です。
加えて、Java Scriptができると動的サイトも作れるようになります。
自分でサイトを作って、自分でマーケティングして売上を立てられるようになると、独立しても十分食べていけるレベルですね。
JavaScriptも基本的な言語のため、JavaScriptも初心者向きの言語で学びやすいです。
3. Python
データサイエンティストなど、より高度な分析をしたい場合は、前述したPythonがおすすめです。
Pythonができると分析の質もスピードも大きく向上します。前述通りスクレイピングを使えば、Webマーケティングの仕事をより一段高いレベルに引き上げられますし、他のWebマーケターに大きく差をつけることができます。
マーケターでPythonができる人は更に数が少ないため、希少性は極めて高いです。
4. PHPやRuby
また、将来的にプログラマーへのキャリアチェンジを考えていたり、あるいは副業でしっかり稼ぎたい場合は、PHPやRubyもおすすめです。
どちらもWeb系言語で、Webサイト制作やWebサービス制作の際によく使われる言語です。
Webベンチャーの多くはPHPやRubyで求人を出しています。求人数も増えており、市場ニーズもとても高いです。
僕が学んだ言語と結果について
ちなみに僕はHTML/CSS、JavaScriptに加え、PHPとRubyを学びました。
結論、Webマーケターとしての仕事を効率化できていますし、副業プログラミングで収集を得ることもできています。
本格的にWebマーケティングに分析力を活かしたいならPythonを検討すると良いですが、初めてだと少し難易度は高めです。
なので、これからプログラミングを学ぶ初心者であれば、HTML/CSS、JavaScriptと、PHPまたはRubyで良いと思います。
これらを習得してプログラミングに慣れてから、Pythonを学べば完璧ですね。
Webマーケターがプログラミングを学ぶ方法【最短1ヶ月】
- プログラミング学習サイトで基礎を学ぶ(期間:1週間)
- 並行して、プログラミングスクールで本格的に実践学習する(期間:1〜3ヶ月)
Webマーケターがプログラミングを学ぶ場合、上記のステップでOKです。
1. プログラミング学習サイトで基礎を学ぶ(期間:1週間)
まずはHTML/CSSなど基本は1週間で学びましょう。
方法としては、プログラミング学習サイトでOKです。
いまは無料でも優良な学習サイトがありますが、鉄板なのは「Progate」です。
無料コンテンツと優良コンテンツが分かれていますが、無料コンテンツで基礎的な部分は学べます。
まずはProgateで基礎固めしつつ、並行して次のステップを進めましょう。
2. 並行して、プログラミングスクールで本格的に実践学習する(期間:1〜3ヶ月)
もう一つはプログラミングスクールでの実践学習です。
プログラミングは難しくはないものの、それでも独学すると、約90%の人は挫折すると言われています。
挫折する理由はプログラミングはわからないことがたくさん出てくるからなのですが、最初の慣れない時期さえ乗り越えれば、実はプログラミングは簡単なんですよね。
だからこそ、慣れていない初めの1〜2ヶ月くらいは、プログラミングスクールでプロのエンジニア講師に教わること。この方が、プログラミングの習得は圧倒的に楽なんですよね。
僕も独学とスクール両方経験しましたが、独学で挫折し、スクールを受講してスキル習得できました。スクールの方が効率や確実性が高いことは、自身の経験や周囲を見ていて確信しています。
また最近は働きながらでもオンラインで学べるスクールや、平日夜や休日メインの教室型スクールもあります。安価なものは4週間10万円くらいで受講できるので、受講を検討すると良いと思います。
使って良かったおすすめのプログラミングスクール
- TechAcademy【社会人でもオンラインで最短4週間でプログラミングを習得!】
結論、上記の通りです。
TechAcademyはオンライン型プログラミングスクールの中でも大手の1社で、初心者から特に選ばれている定番スクールです。
僕もTechAcademyを受講しましたが、会社員として働きながら平日夜や休日の時間を使い、無理なくプログラミングを習得することができました。
TechAcademyはプログラミング無料体験を試すことができます。PCさえあれば一人で自宅からトライできるので、気軽な気持ちでやってみると良いですよ。期間も7日間無料でできます。
公式サイトでは無料説明会動画もあるので、合わせてチェックすると、プログラミング学習のリアルなイメージが湧くと思います。
参考記事【社会人向け】働きながら学べるプログラミングスクール3つを受講者が厳選
Webマーケティングとプログラミング、両方できる人はどこでも生きていける
Webマーケターとプログラミングが両方できる人材は、とにかく数が少なく、希少性が高いです。
加えて、どちらも世の中で求められているスキルです。ですから、一度身につければ、もはや会社に所属しなくても、どこでも好きなところで生きていけます。
特にプログラミングは、エンジニアが圧倒的に世の中で不足していることから、1年くらい経験を積めば、仕事はいくらでも取ることができます。
Webマーケターとしてスキルを磨けば転職も独立も好きなだけできますが、需要が高く仕事に困らないプログラミングスキルもあると、より人生が盤石になる、そういうイメージです。
年齢や学歴関係なしに、今から行動すれば、プログラミングは1〜3ヶ月後には習得できます。
自分の人生を自由に生きるために、Webマーケティングやプログラミングのスキルを両方身につけてみてはいかがでしょうか。
人気記事【社会人向け】働きながら学べるプログラミングスクール3つを受講者が厳選